ペルソナ4でバッド?エンディングに...
衝撃だった。アトラスなめてた。
この感覚は未体験だったけど感じた。
やっぱりこの後ろめたさというか、明るくなりきらないというか、絶望の中にも希望はあるけど希望の中にも絶望があって必ずしもどちらかに振るから無いというか...
うん、やっぱり「後ろめたさ」だ。
メガテンはずっと興味はあったけどテンション的に遊びきれるか不安だったので、初めてプレイしたアトラス作品はペルソナ3ポータブルだった。
P3はペルソナがおしゃれ路線に入った最初の作品と私は認識していて、それはもっと幅広い層の人にも遊んでもらう為の路線だとプレイ前は思ってたけど、パッケージのどことなく明るく無い雰囲気はゲームの中にも現れていた。
うっすら暗い。
この時、遊んだことも無い「メガテン」みを確かに感じた。
そしてバッドに入った時のやるせなさ。
ハッピーエンドでは無いが、その結末は必ずしも不幸とは言えない。
大団円というわけでは無いが、うまくまとまっていた。
それはノーマル、他のゲームであればハッピーエンドにあたるエンディングでも似た感想だった。
でもあれは良い終わり方だったと思う。
未プレイの人は是非。
そして本題のペルソナ4。ついさっきバッドになった方。
個人的に、というかペルソナ3の後に4をプレイした人の殆どが同じ感想だと思うけど、このペルソナ4は3から物凄く進化してる。
4やるまでは圧倒的に3の方が好きだったし、あの3の世界が好きだったからこそ思い出補正で4が3を超えることはないと思ってた。
(4の前に3DSのQをプレイした影響も大きいと思う。ちなみに未クリア。)
まあプレイし始めてすぐにその考えは改まったよね。
ゲームのシステムも、ストーリーも、何から何まで細部に至るまで大きく超えてきた。
ずっと感心してたし夢中になった。アトラスすげえ。
それで今回のバッドエンディング。
あの終わらせ方は凄かった。
3をプレイした人なら薄々感じ取れたあの感覚を維持しつつ、よりドラマティックに、より感情を揺さぶられて終わらされた。
ヤバい。堂島の最後の問いかけとか半端ない。
それに対してあの回答を選んで、自分の弱さに気付かされてしまった。でも自分はああ回答するしかなかったと思う。
他の選択肢は必ずしもそうだと思えなかったから。それらに内包される出来事を否定も肯定もしきれなかった。
その前の緊迫した空気の中の選択肢も、選択肢の重みがこれまでとは比べものにならなかった。
多少悩む選択肢は数多くあれど、これほど一言一言に気を遣うシーンは現実の、ゲームではないという意味のリアルの世界でもそうそう無い。
主人公視点ではもちろん、プレイヤー視点でもどの選択肢がどう転ぶのかと本当に悩まされた。
それどころかもしかしたらこれまでのプレイでエンディングが変わるのかもとすら思った。
マーガレットの言葉は忠告だったのかも知れないと。日頃サボってた報いなのかと、気づくのが遅すぎたのかと。
思わずググった。もしそうなら1から遊び直さないといけないかもと思ったし、もう寝ないといけないのにその疑問だけは晴らしたいと思ったから。
まあ(多分)そうじゃないと分かったので一安心。ネタバレを避ける為恐らくと思った段階で切り上げたから確信ではないけど。
それでもサボった報いは多少はあるなとか思ったり。
今回は自分の性格的にはどちらのエンディングを先に見てもおかしくなかったけど、これもある意味自分らしい選択肢でバッドになった。
一応仮説を立てて恐らくこれもバッドだという選択肢を選んで、同じような結末を迎えたので恐らく残った選択肢がノーマルエンドに、4は明るめの作品だからもしかするとハッピーエンドに繋がるんだろう。
そのルートではどんな物語が待っているんだろうか。全部すごいけど個人的には特に脚本家の仕事ぶりに関心も嫉妬もした。
明日からもまだまだ楽しめそうだ。
さて、明日は検診があるので今日はもう寝ます...おやすみなさい。